ソーシャル・インパクト・ボンドの『失敗』

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7/24(金)に開催した「インパクト投資の最前線はここだ!:G8タスクフォースチーム、ロンドン出張報告ミートアップ」の報告レポです。ご関心のある方は以下から他の記事もご覧ください!  

第1回「なぜ、どうやってインパクトを評価するのか?」  

第2回「地域金融とインパクト投資の共通点と違い」  

第3回「大企業にとってのインパクト投資=コーポレートベンチャーキャピタル?」  

第4回「ソーシャル・インパクト・ボンドの「失敗」 

ソーシャル・インパクト・ボンドの失敗

(SIBの)実際の現場は戦々恐々としていて、何としても成功させないと、と思っている

最後のトピックは、ソーシャル・インパクト・ボンドの「失敗」について。会場の学生さんからこんな質問が投げかけられました。

”ライカー島刑務所の失敗事例をどう考えるか?横須賀市など国内のプロジェクトが成功すると思うか?”

ライカー島のケースについて知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています!

「リスクを取った『投資』なのだから失敗することはある。」と語るのは日本財団の工藤さん。ただし、そのスタンスは持っていても、実際の現場は戦々恐々としていて、何としても成功させないと、と思っている。伊藤健さんも「世界のソーシャル・インパクト・ボンドで成功案件が少なくとも2件あり、現在2勝2敗といった状況。この数字は決して低いものではない。」と語ります。

公共を司る立場として行政は絶対失敗してはいけない、という制約があるなかでサービスを提供しているため、イノベーションが生まれる土壌が育たない。そこにイノベーションの余地を持たせるのがソーシャル・インパクト・ボンドであり、失敗があるから面白いのではないでしょうか。

失敗してもいいじゃないかという風潮を作りたい

「失敗があるから面白い、というのは起業と同じ。その意味で、失敗じゃないと思っている。」そう語るのはImpact HUB Tokyoの槌屋。失敗を単にスキャンダルとして取り上げるのではなく「失敗してもいいじゃないかという風潮を作りたい」と語る槌屋。

Impact HUB Tokyoでも起業家同士が互いに失敗した経験をシェアすることで、コミュニティが面で育っていくような生態系を作りたいと考えていますが、同じ思想がソーシャル・インパクト・ボンドを通じて行政などに広がっていくと面白い、と言います。

ソーシャル・インパクト・ボンドは日本でも始まったばかりで、将来的に失敗に終わるケースが出てくることは十分にあり得ます。その時に、その失敗を契機に「やっぱりダメだった」と言って終わるのではなく、その失敗から学び、次のイノベーションへの肥料としていく、そんなムーブメントを作っていくことが必要なように思いました。

インパクト投資の最前線、次の舞台はSOCAP 2015

SOCAP

©Social Capital Markets

さて、全4回に分けてお送りしてきた「インパクト投資の最前線はここだ!:G8タスクフォースチーム、ロンドン出張報告ミートアップ」イベントレポですが、いかがでしたでしょうか?

本音ベースの議論が飛び交った本イベント、スピーカーや参加者が口にしていたのは「まだ話し足りない」という感想。嬉しい限りです。

G8タスクフォースミートアップに続いて、次に私たちが挑戦する舞台は「SOCAP 2015」です。世界中のインパクト投資家と起業家が集まり、現場での苦労を共有しながら、皆でインパクト投資の未来を模索する場です。

SOCAPまであと少し、Imapct HUB TokyoがホストするSOCAP 2015日本代表チームのレポートを楽しみにしていて下さい!

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